山のクジラを獲りたくて
魚に関する本ではないですが,釣りの魅力に通じるところが盛りだくさんの一冊です。
自分の足で山を歩き周り,獣の足跡を辿り,彼らの考えに思いを馳せて,獲物を捕る。情報を集めて,仮説を立てて,それを実行に移す。ワクワクの連続です。釣りにもそういうワクワクがありますよね。釣り船にポイントまで連れていってもらうオフショアの釣りにはあまりない要素かもしれないけど。そういう釣りの一面が好きな人にも,是非読んでいただきたい一冊です。
この本を読んで,春にトラウトを自分で巻いた毛針を使って釣ることを目標に,まずはキャッツキルの地図を買って,頭の中で歩き回って仮説を立てることから楽しんでみようと思いました。
獲物を狙う際の心理状態の分析や,その描写もとても巧みで,とてもいい本でした。
冬のNY 毛鉤釣り
ご無沙汰しています。モントークへのイカ釣り(結局2週連続で行きました)を最後に,釣りに行っていない私(モントークの以下はすこぶる良かったです)。
釣りに行っていない理由
シェアカーを使えばアクセスはできるけど,コロナの影響で地下鉄が使えず,コストとが大きいこと釣行が減っている一つの要因(Zipcarは大体100ドル,釣り船は80ドルくらい)。もう一つの要因は,今シーズンののブラックフィッシュ(蟹)・ストライプバス(ジグ)は,魚種が限定されているし,持ち帰れる数も少ないことで,食指が動かない(鯖・ブラックシーバス・ポーギーと色々釣れた夏が懐かしい。)。
これから12月〜3月頃はすこぶる寒いですが,コロナが怖いので船室に閉じこもるわけにもいかない。冷凍庫の魚のストックもほぼ底をついているのだけど,船に乗るのは憚られるので,暖かくなるまでオフショアの釣りはお休みになりそうです。
毛鉤釣り
でも,「釣り」はしたい。
夏のオフショアでの釣りは,魚もたくさん連れて満足でしたし,贅沢ですがライトジギングも単調に感じていたので,オフショアに行けない寒い間,少し違う釣りに目を向けてみることにしました。それは,毛鉤釣り。
NY郊外はCatskillなど,フライフィッシングのメッカと呼ばれる場所もあります。そこは暖かくなっていくとして,まずは近場(といっても車で行く必要があるのだけど)セントラル・パークやプロスペクト・パークで,毛鉤を使っていろんな魚を狙ってみることに。ちょうどテンカラ用の竿(テンカラ釣りには一度も使っていません)を,一本こちらに持ってきていました。
でも,せっかくの毛鉤釣り。ただ,釣りに行くだけじゃなくて,もっと広く楽しみたい。釣りは計画,準備からすべからく楽しいですよね。釣行に行く機会を伺いつつ,毛鉤作りから楽しんでみることにしました。
ちょうどBlackFridayが重なったので,Youtube(主にFisherman's Spoonさん)を見ながら勉強し,毛鉤作りの道具(バイス・ボビン・ウィップフィニッシャー・ハックルプライヤー)を購入。寒い冬は毛鉤を巻きまき過ごす予定。またご紹介したいと思います。
アメリカの釣りの主流はフライフィッシング。PatagoniaやFilsonなど,アパレルで有名なメーカーもフライ用の商品を出しているほか,マンハッタンにはOrvisやUrban Anglerなどフライ用品を専門に扱うお店もあって,これをチェックするのも楽しい。
息子とも遊べる
長時間のオフショアはきついですが,公園で釣りするくらいならもう5歳の息子は大丈夫(毛鉤を投げるのは難しそうですが,それならウキ釣りに仕掛けを変えようと思っています)。
毛鉤作りも,外を散策するときや郊外に散策に行くとき,野鳥の羽を一緒に探して遊べます。
この冬は,毛鉤釣りで楽しみたいと思います。
NewYorkでイカ釣り
体育の日のこの週末は,ひと月ぶりにCaptree州立公園から出る船でオフショアの釣りに行こうと思っていたのだけど,なんとなく気分が乗らなかったので取りやめ。SLJで当たりも多いのだけど,なんとなく単調な釣りで,少し飽きてきたように思います。
次の週末に,イカ釣りに行きませんかというお誘いをもらい,そちらのほうが俄然楽しみになってきた。ロングアイランドの一番先,モントークの港でイカが釣れるらしい。この地図の,ずっとずっと右(東)側です。
道具は,日本でHuercoのxt511-5sでライトゲームを始めた後,もう少し釣りの幅を広げようとして買ったJetsetter80S/ジェットセッタ80S。
肝心のエギングは,江ノ島で何度か挑戦したけれど,2回タコが釣れただけ。カレイやキスで遊んでいました。NYで初イカ釣れるかしら。
まだ一週間先なのに,新しい場所での釣りにワクワクして,リーダーを2号に結び替えたり,必要な道具を考えたりして,楽しんでいます。
Where does the fishing start?楽しみです。
秋刀魚のいないNYと,鯖のNY
NYは肌寒くなってきました。
秋刀魚が高いというニュースを目にしますが,NYの魚屋やスーパーでは秋刀魚の姿を見ることはありません。
ただ,NY近海の鯖は美味い。
夏場は脂が少ないですが,ずっしりしていて,青魚のうまさあり。
冬場は脂たっぷりで,鯖寿司が最高です。
Roadie24の使い道 魚の熟成
Roaide24は釣りの際に飲み物や魚を入れる(ハタ4匹,ブルー1匹,鯖6匹は余裕で入りました。)のにも使いますが,それ以外にも活用しています。
その用途は,魚の熟成。
血抜きをし,ミートペーパーで包んで真空パックに。
それを冷たい水を張ったRoadieに浮かべて保存します。
凍らせたペッドボトルを1本毎日入れ替えれば,だいたい2度をキープできます。
美味しい魚料理を作るのに役立ちます。
Yeti ローディー24を購入
以前は移動は電車やバスだったので,釣りのときも含めて折りたためるソフトクーラー(それもすごく簡易なもの)を使っていました。ところが,コロナのおかげですっかりシェアカーでのお出かけが多くなり,結果重たい荷物も持ってお出かけできるように。
丸一日オフショアの釣りをするとき魚の鮮度もバッチリ保てるようにしたかったこともあり,クーラーボックスを購入しました。YetiのRoadie24です。
Yetiのクーラーのことは渡米してから初めて知り,”タフ”で”値段が高い”ことから興味をそそられていましたが,Roadie20はボトルが縦に入らないこと,どのモデルもでかく,重たく,電車で出かけるには合わないことから,自分の生活道具に加えようとは思っていませんでした。
それが,コロナで出かけるスタイルが変わったこと,Roadie20がモデルチェンジし,ボトルも縦に入るRoadie24が出たこと(それから,ちょうどネットショップの期限切れ間近のポイントが25ドルほど残っていたこと)から,今回購入してみました。
日本ではA&Fの3万5200円が定価のようですが,こちらではネットショップの割引などもあり,150ドルもしませんでした。
他のYeti製品を持っていないので比較できませんが,ラッチの開け閉めは非常にやり易いです。片手で開け閉めができるのは,釣り船の上で使う上では便利です。Yetiのソフトクーラー(Hopperシリーズ)もいいですが,マグネットであれジップであれ,両手でしっかり開け閉めしなければいけないクーラーは釣りには向かなさそう。
容量も,3人家族でのデイトリップなら全く問題なさそうです。ただ,元々しっかり重さがあるので,飲み物や氷をいれると,一人で持ち運びはできますが,車までエッチラオッチラです。
魚もどでかいストライプバスやカツオは捌かないと入らないでしょうが,ブラックシーバスであれば良い型のものでも5,6匹は余裕で入りそうです。釣り用のクーラーといえばシマノやダイワのものが優秀と聞きますが,こちらでは手に入らないのでYetiに落ち着きました。
あと良いところは,頑丈なのでどっかり座れるところ(買いませんがオプションパーツでクッションもあります),ちょっとした踏み台になるところですね。
釣り再開!
3月半ばから4か月ほどオフショアの釣りから離れていました。
カーシェアを使って,Cpatree State Parkに行き,Laura Lee Fleetに乗ってきました。
電車やバスで遊びにいくことが難しくなり,渡米して1年経って初めて車を運転するようになりました。おかげで,以前だったら来なかったであろうCaptreeまで来ることができ,Brooklyn近辺よりもはるかに豊かな海で良い釣りができました。ここで釣りしたら,電車で行けるお手軽さを考慮しても,Brooklynには戻れないかも。
釣りに行けない間,息子と遊んだLegoをポケットに入れて来ました。
RodはもちろんHuercoのXT510と611です。
ロングアイランド沖を南に1時間半ほど行きました。
それでも水深は50mほど,JigparaTG60gで十分底取りができます。
どんどん当たり,40cmを超えるBlackSeabassが沢山釣れました。
どれだけ釣っても,この時期持ち帰ることができるのは3匹まで。残りは周りの釣り人にあげて,帰路に。ブルックリンの家までは1時間ほど。午後2時には帰宅しました。
BlackSeabassは非常に美味しい魚です。
ハタ系みなそうなのかもしれませんが,寝かせるほど美味しくなりました。
10日目のお寿司がうまかった。